以前から旦那ちゃんが行きたい行きたいってうるさく言ってたのでシルバーウイーク期間中の平日に和歌山の友ヶ島へ行ってみることに。
あれだけ行きたいって言うもんだから下調べしてるやろって思ってたのに加太港に着くなり「どんなとこなんやろな・・・」やて。
「知らんのか―い!!」って調子で何も情報を持たないまま友ヶ島へ行った中年夫婦のお話です。
Contents
友ヶ島ってどんなところ?
和歌山市北西加太沖に浮かぶ無人島群、沖ノ島、神島、虎島、地の島の4島の総称を「友ヶ島(ともがしま)」と呼んでいます。
瀬戸内海国立公園なのだそうです。
キャンプはできますが無人島ですので夜間は誰もいなくなります。
渡航手段は普通に行くには友ヶ島汽船の運営している船(100人程度乗船)になります。
明治時代から終戦まで大阪湾を防御する由良要塞の拠点のひとつとして旧陸軍により使用されていました。
終戦後、砲台は取り壊され大砲は処分されてありませんが砲台跡や弾薬倉庫などが現存しています。
レンガ造りの廃墟の様子が「天空の城ラピュタ」の世界観と重なり最近ではコスプレイヤーも友ヶ島によく渡航されていると聞いたことがあります。
実戦の地ではないとのことですが戦争がそう遠い昔のことではなかったと感じる場所でもありますね。
友ヶ島へ渡航
当日は天気がスッキリしない状態でしたので行くか止めるか悩んだのですが土曜、日曜はかなり混雑するようだったので雨が上がっていたので行ってみることにしました。
9時の渡航は見送って11時発の船に乗る予定で加太港へ車を走らせます。
加太港の付近はかなり道が細め、船に乗るために加太駅から歩いてくる方も多いので車の運転は慎重にいきましょう。
乗船場の手前すぐ近くに駐車場があります(満車の場合もあるかも) 1日700円でした。
加太港に着く前にトイレを済ましておくことをお勧めします
そうそう、乗船前にお伝えしたいことがありました。
もしも船に乗る前にトイレに行っておきたい・・という方はぜひ加太港に入る前にコンビニ等でトイレを済ませておくことをお勧め致します。
わたしたちもまずは加太港に行って乗船券を買っておきたかったので「トイレくらい加太港にあるだろう」という気持ちで急ぎました。
トイレは設置されているのですが昔ながらのボットン便所でかなり匂いがきつい状態だったんです(掃除はされていますが)
アンモニア(?)のせいなのか目に染みるような辛さまであってちょっとビックリ。
待合のベンチには新しいトイレ設置の署名ノートまでありましたから気にしている方たくさんいらっしゃるようです。
ともがしま号に乗船
それほど大きな船ではないですし、渡航時間は約20分程度なのですがわりと揺れます。
平日にもかかわらず結構人は多いです。
積み残しになる人はいませんでしたが平日でもほぼ満席でした(土曜日曜は整理券が発行されるようです)
今の時期は暑くもなく寒くもないので屋外の席でも気持ちよく過ごすことができます、揺れもあるのでスマホやカメラ落とさないようにしてくださいね。
約20分で友ヶ島に到着です、天気がいまいちだったので残念です。
友ヶ島に到着
桟橋を渡って島内に入ったところで大きな看板がありますが他のところには大きな看板はありません。
乗船券を購入するところに友ヶ島の案内パンフレットがありますので初めての方はこのパンフは必至アイテムになります。
なんの情報も待たず友ヶ島に入った中年夫婦はこのパンフレットに記載されているハイキングモデルコース3.3キロの通り探索してみることにしてみました。
友ヶ島 ハイキングモデルコース 3.3キロ
名所探訪コース 3・3K 標準所要時間2時間30分
野奈浦桟橋⇒第2砲台跡⇒友ヶ島灯台・子午線広場⇒孝助松広場⇒タカノス山展望台・第3砲台跡⇒野奈浦桟橋
このコースで友ヶ島島内をまわっていきます。
第2砲台跡・友ヶ島灯台へ
降りたときにはたくさんの人がいましたが思ったよりも広く既にあちこちに散らばっていきます。
少し歩いてから見た桟橋です、右手が桟橋なのですが小さいし台風がきたらえらいことになっちゃいそうですよね。
実際に数年前に桟橋が壊れて友ヶ島に渡航できない時期もありました。
道はもちろん舗装なんてされていませんし、土や石がゴロゴロです。
この道はまだマシな方で大きな石がある道もあってかなり足がやられます。
桟橋は一番低いところなので砲台や灯台などは高い位置にあるため上りが中年にはきついー(泣)
最初はポケモンGOしよ、とか余裕ありましたがだんだん口数も減ってきて足が辛くなってきます。
自然がいっぱいでいいところですが小さいお子さん(小学校低学年以下)だと危ないのでは?とわたしは思いましたね。
やっとこさ第2砲台跡に到着、あーしんどかった。
ここは終戦後に故意に取り壊された箇所のようです。
危険なので中に入ることはできません。
海の向こうに見えているのは淡路島です、すぐ近くなんだね。
キレイな海と廃墟のコントラストがなんとも微妙な雰囲気の場所です。
少し歩けば白い灯台が見えてきます。
実際にこの灯台は現役で稼働しています。
この灯台そばの広場は日本標準子午線(東経135°)が通る日本最南端の地となっています。
第3砲台跡・タカノス山展望台へ
この時点ですでに足は痛みを感じていますがラピュタを感じることのできる場所は第3砲台跡らしいので目指してまた上っていきます。
もうふらふらだよ。
だんだんと見える景色も高台からの眺めになってきました(足は棒のようだけど)
そしてついに第3砲台跡の看板を発見。
やっと着いた―、灯台抜けてからここまで長かったわ。
ここを下りて砲台跡へいくことができるのですがこの先が真っ暗なんですね。
足元もすべりやすいので中年以上の年代特に注意!ここで転んで足を骨折しても救急車は来ません。
懐中電灯かスマホの電燈機能にて進んで参ります、本当に真っ暗で怖いですよ。
前は照らしながら進んでいく旦那ちゃん。
人がいればそれほど怖くないのでしょうがこの時はわたしたちだけなのでマジ怖い、足は痛い。
明かりが見えてくるとほっとするけどこの景色だとほっとしないよ。
わたしはこの時点で疲れマックス状態になってしまいました。
戦争を経験しているわけではないけれど生きるのか死ぬのかもわからない生活をしていた兵士の方たちがここにいた、と感じることで精神的にちょっとブルーに。
足が痛いことも加わってしんどくなってきてしまったんですよね(へたれだよね(笑))
第3砲台跡でわたしたちがうろうろしてたのは赤丸のあたりだけ。
有名な場所はこの画像でいうと左側から右側を見るっていう絵なのに肝心のその様子を見ずに桟橋へ下りてしまいました(ラピュタどうなったの?やっちまったよねー)
せっかくここまで上ったのにこれをを見ずに下りちゃいました。
出典:http://www.wakayamakanko.com/seeing/nature2.html
一応、展望台からの写真は撮りました。
左手に灯台が見えています、かなり上ってきたことがわかりますね。
桟橋を目指して下りていきます
今度は桟橋を目指してどんどん山を下りていきます。
下りるのは楽ちんだけど大きな石があったりしますので今度は足の親指が痛くなっちゃったよ。
もう精神的にもきつい状態です、日々の運動不足を体で実感することになってしまいました。
やった、下りてきたー。
桟橋も見えてきました。
島内のトレイは水洗なのですがバイアニクストイレ(自己完結型循環式水洗トイレ)ですので流れる水は茶色ですのでびっくりするのですが汚水ではありません。
加太港のトイレには行きたくないからここでいっとかなきゃね。
友ヶ島に初渡航した感想
もっと小さいイメージだったけれど思ったよりも広く、いろいろ見てまわるには1日以上かかるかもしれません。
坂道がきつく、お年寄りや小さいお子さんには向いていないかなぁと思いました。
一応、履きなれた靴で行ったものの足の傷みを感じたり、コースや情報をちゃんと把握せず準備不足で友ヶ島の良さを感じるところまでは気持ちがついていかなかったのが残念です。
しばらく時間をおいて体調もよく気候の良い時期にもう一度友ヶ島に行って第3砲台跡を堪能してみたいと思います。
なんかへたれなしょぼーい記事になって申し訳ないのですが最後までお付き合いくださってどうもありがとうございました。
和歌山 友ヶ島情報
渡航状況や観光案内など友ヶ島の情報は友ヶ島汽船の公式HPに詳細が載っていますので確認してください。
友ヶ島案内センターTEL : 073-459-0314
和歌山市観光課 TEL : 073-435-1234
火曜、水曜日は友ヶ島汽船の運休日です(祝日は運行しています)
自販機が桟橋付近にありますが欲しいものが購入できるとは限りません(必ずゴミは持ち帰りましょう)
暗い場所もありますので携帯の懐中電灯等を持参してください(スマホでもOK)
履きなれた靴を着用、暑い時期には虫対策もあった方がいいと思います。