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院内処方と院外処方 どちらが得か検証してみた。

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50新ブログ8
こんにちは。 ご覧いただきましてありがとうございます。
わたしは涙目、かゆみなどの症状があったので近くの眼科に行って投薬してもらいました。 最近の病院は病院でお薬をもらわず院外の薬局に処方箋を持っていって薬局でお薬をもらう院外処方の病院が多くなってきましたよね。わたしが行った眼科もそのような形でしたので病院と薬局にて2回清算をしたのですが、ふと院内処方[病院でお薬をもらう)ならお会計はいくらになったんだろう・・・と思いましたので検証してみることにします。

院外処方で支払った合計金額は?

今回、病院(正しくは診療所ですがわかりやすい通称は病院なので病院で通します)で支払った金額、薬局で支払った金額は以下になります。

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上記は病院で支払った金額 1770円

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こちらは薬局で支払った金額 590円。両方を合わせて 2360円 になります。

病院の支払に薬剤料を加えて計算してみます

もらった薬の金額(薬剤料)は薬局の調剤明細書から確認してみることにします。

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薬剤料は87点です。(診療報酬明細書では1点が10円に換算しますので 薬剤料は870円 )。この点数を病院の領収書の点数に置きかえて計算しなおしてみます。

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お薬が処方されたときには「投薬」と書かれた部分に点数が記載されます。 病院でお薬はでてないんだから投薬の部分は0にならなければおかしいんじゃないの?って思いますよね。 薬がでていないにもかかわらず70点(700円)徴収されています。これは処方箋を発行しましたよ、ということで処方箋料68点と一般名処方加算2(処方箋料)2点の計70点を投薬にて徴収することができるからなんですね。今回投薬がなければこの部分は処方箋を発行しないので0になります。もっと単純な計算方法ならわかりやすいんですけどね。
では先ほど、薬剤料は87点でしたのでこの部分を87点に置きかえたのが投薬の点数になると思いますが、またまた複雑なしくみが出没してきます。お医者さんがお薬を患者さんに処方するということに対して「処方料」、その患者さんに対して調剤したということに対して「調剤料」というものが発生してきます(もうわけわかんないですよね)おまけにもうひとつ、月の最初に投薬がされるとあなたに処方した薬はこんな薬ですよ、と「薬剤情報提供料」というものも発生してきます。どんどんややこしい説明になってくるのですが今回の外用薬(目薬、塗り薬)では調剤料9点 処方料42点、薬剤情報提供料10点と薬剤料を加えた点数が投薬の欄に記載されることになります。
計算してみますと もし院内処方だった場合は 87点+9点+42点+10点⇒148点 148点が「投薬」欄の点数になります。(説明が下手ですみません、もう少しですよ)

結果

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「投薬」の部分が148点に変更になったため合計の点数が667点になり、わたしは保険3割負担なので、もし院内処方なら 667点⇒6670円の3割 2000円病院で支払うことになります。
結果としてはもし同じ条件の診察内容だった場合は院内処方で 2000円 院外処方で 2360円 ですので病院でお薬をもらった方が360円お得という結果になりました。
では院内処方の方が得になるじゃないか、と思われると思いますがその人の診療内容や状況によってはそうとは言えない場合もありますのでご了承ください、あくまでも今回のわたしの場合になります。
もし、病院に行かれて診察を受けられた場合は領収書と医療費明細を照らし合わせてみてください。明細書をみれば領収書の点数の内訳がわかるしくみになっていますのでぜひ確認してみてくださいね。
最後までお付き合いどうもありがとうございました。